【速報!】年末にフードデリバリーで売れている商材を解説!

コロナ禍においてあらゆる産業が影響を受けている中、追い風となっているフードデリバリー業界。

コロナ第三波と言われる現状においては、飲食企業にとって本来最も利益を稼ぐ12月の需要が一気に蒸発し、多くの企業にとって資金繰りが大きく悪化しています。家賃や社員人件費などの固定費比率が高い業種のため、売上のトップラインを高めないと利益は絶対に出ません。営業利益率8%が一般的な飲食業の平均値と言われていますが、平常時の売上から15%以上ダウンで推移してしまうと固定費とのバランスで多くの店が赤字転換してしまいます。

売上確保という観点から、このコロナが追い風になってくれているうちにフードデリバリーでどこまで売上を確保していくことができるか。11月から12月においてご支援先各社で徹底した準備とプロモーションが動きました。

フードデリバリー商材における年末時期の売れ筋商品は?

フードデリバリーの商材として年末の売れ筋は以下の3つです。

①企業向け弁当

企業向け弁当に関しては、企業の”脱忘年会”による影響が特需を生み出しました。例年においても納会ニーズはありますが、やはり居酒屋やホテルなどの”箱”への需要が大半でした。

しかし今年に関しては会社オフィシャルの大規模な忘年会・納会は自粛の流れになりました。とはいえ、緊急事態の時のようなフルリモート勤務に振り切った企業は少なく、都心以外であれば企業活動は通常営業で行われています。

企業は動いている。しかし忘年会・納会を大々的にはできない。このような背景における代替案としてお弁当が選ばれている状況です。
商品の売れ筋に関しても「2,000円〜3,500円」と通常の会議弁当と比較すると高価格帯で推移しています。通常の忘年会・納会のフリードリンクを除いたフードのみ金額でお弁当を頼まれている感じです。この流れだと、新年会需要に関しても同様に進みそうです。現時点では不透明なのは、3月4月の歓送迎会がどうなるかです。ただ、特に近くに企業があるような立地であれば、歓送迎会自粛になった場合のアイテムとして準備をしておくと売上効果は大きいと思われます。

②企業向けオードブル

用途としては完全に①と重複しますが、①はお昼需要なことに対して、②のオードブルは夕方需要です。忘年会・納会はしたい。しかし今年はアルコールを飲まずに少人数の仲間内にて社内で行うといったニーズのようです。そのため、注文単価は例年に比べると低いのが特徴です。

例年の忘年会・納会のオードブルといえば、ケータリングだと注文単価15万円〜、デリバリーだと注文単価7万円〜というラインがボリュームゾーンでした。しかし今年に関しては注文単価3万円程に留まっています。詳細を見てみると、1人あたり2,000円×15名といった形で、やはり会社オフィシャルというよりかは、小規模の中小企業や支店、一部署で行われるケースが多いようです。

③年末年始オードブル

例年以上に好調なのが年末年始オードブルです。おせちが好調というのは以前にも書かせて頂きました。

同様の理由で年末年始オードブルも伸びています。今年帰省するかを悩むケースが多いのは事実ですが、同じく旅行に行く人達も減っているため、単純に商圏内胃袋が増えている立地が多々あります。また、旅行控えによるお財布の余裕もあるためか、年末年始の集まりくらい贅沢をしよう、楽をしようといったニーズが生まれ、うまい具合に年末年始オードブルが拾えているようです。

1点注意すべきなのは商品のボリュームです。大規模の集まり自体は減っているため、3名〜4名程度のオードブルで設計している商品が売れ行き好調のようです。両親と息子夫婦+孫。このような集まりですね。

3名〜4名のオードブルとして、洋風・中華・和風・寿司などを各ジャンルの品揃え準備しておき、お客様が必要数だけ購入できるようにしておくと、注文率高く推移しています。

年末時期のプロモーション方法は?

企業向け弁当/オードブルの場合(企業内ユース)

①と②の企業向け商品の場合、メルマガとリスティング広告が有効的です。
メルマガに関しては、GoToキャンペーンのオンライン予約で顧客メールアドレスが増えたところも多いと思います。

もちろん一般ユーザーの方が多いので個人宛のメルマガの場合、注文率は低くなりますが、それでも情報発信は徹底して行いましょう。またリスティング広告に関しては、自社ホームページがあることが理想ですが、準備が難しい場合はLP(ランディングページ、ペライチのページ)だけでも準備しておき、そこから電話orネット注文できる体制を作っておくと受注導線としては機能します。
UberEATSや出前館などの日常用途のフードデリバリーでは、企業向けやフォーマル向けの販売は弱いため、自社での導線構築を意識する必要があります。

年末年始オードブルの場合(自宅ユース)

年末年始オードブルの注文経路としては、まだまだポスティングが有効です。A4カラー両面で十分なので、チラシを制作・印刷し、半径2km圏内の一軒家・ファミリーマンションなどにポスティングすれば効果的です。クリスマス明けにも最後の需要の波があるため、最後までしっかりニーズを刈り取りたいところです。

①〜③が直近でより伸びている領域です。外部環境は飲食企業にとって大逆風ではありますが、そんな時でも長所伸展×時流適応となる領域を探し、そこに注力し、事業成長のきっかけにしていきましょう。

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