緊急事態宣言下でのデリバリーの現況を徹底解説!

三回目の緊急事態宣言が発令されました。
飲食企業にとっては厳しい日々が続きます。もちろん協力金に関しては大幅に改善され、中小企業だと下限4万円〜上限10万円として、前年度or前々年度の4割は協力金として入ってくることになりました。
(入金は本当に遅いですが。。)
一般的な飲食業の固定費が5割前後と考えると足元ではかなり助かるのは事実ですね。とはいえ、です。

あくまでもこれは一時凌ぎであって、持続的に事業を発展させるには売上確保は必須。
今回の緊急事態宣言をうけて、
・完全に休業するか?
・アルコール無時短営業をするか?
・デリバリーやECだけで営業するか?
など、どのパターンで展開をするかは、各社かなり悩まれたと思います。

フードデリバリーの状況は実際のところどうなのか?

フードデリバリーの現状は結論として、良い状況です。
今回は休業を選択した企業が多く、人件費とフードデリバリーの売上バランスを見て雇用調整助成金をフル活用して休ませる。
このパターンが非常に多かったように思われます。

休業を選択する企業が多いとシンプルに競合が減ります。
プラットフォームに関しても、

注文数 = アクセス数 × 注文率

この指標で見た時に緊急事態宣言前と後で、明らかにアクセス数が増えました。
外食の選択肢もないため、ここは非常に追い風です。

また比較検討が減った分、注文率も改善されている模様です。重要な指標が二つとも改善したことで、結果的に注文数の増加につながっています。

売れる時間に変化はあったか?

フードデリバリーの時間帯別売上を見ると、やはり明確に変化がありました。
結論としては「20時以降」が好調です。

飲食店の営業時間が制限されるため消費者にとっては食事の選択肢が一気に減る時間です。
またこの時間帯のターゲットはファミリーやカップルではなく、「単身世帯」が多いようです。
そのため、単品完結型メニューが人気です。
・どんぶり
・ラーメン
・ハンバーガー
・揚げ物弁当

などが特徴的ではありますが、これを見ると比較的ガッツリメニューですね。

ランチ時間帯は意外とそこまでの伸びは感じられず、ディナータイムかつ、20時以降が好調です。

今回は短期集中型の緊急事態宣言とはいえ、GWが潰れる影響は非常に大きいです。営業を行うのであればキャッシュインが最大化するようにしっかり進めていきたいところです。

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